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要件を決めたあとに起こりうること
さて要件定義が一通り終わりました。
ここまでやりたいことを出し尽くしてきましたね。
このあとはITの専門家である我々で以下を行っていきます。
要件定義後に我々が行うこと
- 開発計画の立案(プロジェクト計画書の作成)
- 開発、運用保守のコスト見積り
- 開発スケジュールの作成
そうすると以下のようなことが普通に起きてしまいます。
- 要件定義で決めたことをすべて実現しようとすると予算に収まらない
- システムの利用開始時期が間に合わない
当然、お客様の予算感を踏まえながら要件定義内で調整・提案はしていくものの、都度見積りながら進めるわけではないのでどうしても起こってしまいます。
時間・人・お金のリソースの「制約」を受けてしまいます。
もちろん、要件定義では「これは実現できそうにない」というような技術的な「制約」は起きないように進めていきますのでご安心ください。
また、お客様内のリソース都合だけではなく我々側にも都合があります。
それは人員の確保です。
人員とは
- プロジェクトマネージャー(必須)
- プロジェクトリーダー
- システムエンジニア(必須)
- プログラマー
- デザイナー(必要に応じて)
など各役割をもった人材です。
どんな小さなシステムでもプロジェクトマネージャーとシステムエンジニアは、確保する必要があります。
つまり、「さぁ、明日から開始しよう」とはなかなかいきません。
人員が都合よくアサインできれば良いのですが、確保できなければ納期がお客様の希望通りにならないこともあります。
その後の進め方
このように、お客様および開発側のリソース制約を踏まえて要件定義の内容を見直すことがあります。
よくあるケースがプロジェクトのフェーズを分けることです。
- 第一フェーズでは、当初予算の範囲で必要最小限の範囲でシステム化(コストダウン、納期短縮などが目的)
- 第二フェーズでは、次年度の予算を確保し第一フェーズでやり切れなかった範囲をシステム化
あるいは
- 重要度が低い機能(業務)など一部のシステム化を見送る
などシステム化する範囲を狭めることで予算に収まるようにお客様と相談しながら調整します。
このようなことを我々は、「システム化のスコープを決める(見直す)」という言い方をしています。
「要件を決めたから終わり」ではなく、
お客様と話し合いながら、重要な業務要件を満たしつつも限られた予算・時間に収まるようにシステム化の範囲を調整し、リソース制約をクリアしていく必要があります。
こうして要件定義工程を終えたあとは、いよいよ開発工程に突入していきます。
が、もう少しお客様にはご協力をいただく必要があります。
次回以降は、その辺のお話をお伝えしていきたいと思います。
まとめ
要件定義はプロジェクトの成功への第一歩です。
不安や悩みもあるかと思いますが、正しいステップを踏んでいくことでプロジェクトを成功に導くことができます。
要件定義、あるいはシステム開発等でお困りのことがあれば、遠慮なくお問い合わせいただければと思います。
お伝えしたいことはまだまだありますが、一旦要件定義編は終わりになります。
お付き合いくださいましてありがとうございました。
次の工程はこちらからどうぞ。
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